外側大腿皮神経痛の症状、原因、治療について
【症状】・・・
外側大腿皮神経痛の症状は股関節周辺の痛みが、主に大腿(太もも)の外側に出ます。妊婦さんにおいては、胎児が正常な位置にいない場合に、外側大腿皮神経痛としてしびれが出ることがあります。坐骨神経痛との鑑別が必要ですが、しびれの場所が、坐骨神経と大腿皮神経では違いますので、鑑別は簡単です。
骨盤の前面を走る外側大腿皮神経を、直接圧迫することによって、症状が憎悪します。股関節の伸展は、神経を牽引しますので、痛みが増します。また反対に深く屈曲することで、神経自体を圧迫してしまいますので、これでも痛みが憎悪します。
【原因】・・・
外側大腿皮神経痛の原因はソケイ靭帯と呼ばれる骨盤部の靭帯によって神経が圧迫されます。きついズボンを履いていたり、ポッケに物を入れていたりして起こることが多くあります。大腿部の外側に知覚異常が生じます。
【治療】・・・
外側大腿皮神経痛の治療は、痛みの原因が神経圧迫ですから、神経圧迫を取り除くような治療がなされます。体重を減らす事や、骨盤部の矯正が、効果を発揮します。きつい服の着用は避け、ズボンのポッケに、物を入れないようにすることも大切です。
【予後】・・・
外側大腿皮神経痛の予後は良好です。ただし、神経圧迫の原因が、ソケイ靭帯部での圧迫でない場合の異常はその処置がなされます。この場合は、病気の種類によって処置も違ってくるため、予後も予測できません。例えば、腫瘍が存在した場合や、外傷によって骨折や脱臼が生じた結果などは、治癒過程によって、神経痛の症状が出たり出なかったりすることも考えられます。
【対策】・・・
長い時間座っていることは避けます。また、体重によって症状が出ることも多く、体重過多の方は、対処が必要です。きつい洋服の着用は避けるようにします。ポケットに沢山の荷物を入れる事も、症状を悪化させる要因となりますので、気をつけるべきです。
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